中田造園 ロゴ

管理職 座談会

幹部で語り合う
未来の中田造園と
施工品質を生み出す秘訣

  • 江本 喬

    工事部 土木管理課 課長

  • 山下克矢

    工事部 造園技術課 課長

  • 佐藤彰洋

    総務部 部長

  • 荘司祐輔

    工事部 土木技術課 課長

*DISCUSSION

#01 今後、中田造園で展開したい事

江本

ではまず中田造園の今後について。

荘司

地域貢献活動を増やしたいんですよ。

江本

そう言ってましたね、諸々良い事だよね。

佐藤

売り上げが伸びてきて知名度が上がったら、それをやってないと逆におかしい。

荘司

芋掘り、焼き芋・バーベキューをしたい。色んな人呼んで、芋で広告出して自由参加みたいな。

江本

いいですね。地域の方とのコミュニケーションもとれる。

中田造園さんは新しい事に積極的に取り組まれる社風ですよね?

佐藤

中田造園は新しい事をやろうとする会社ではありますね。社長自身がそうです。

みなさんは社長の新しい事に賛同しますか?

山下

正直「ん?」ってなりますね。「それやるの?」って、けどやってみて1年通してみると、別に大した事なかったなのがほとんどですね。最初はみんなで「大丈夫か?」って井戸端会議をしてます(笑)

荘司

でも突発的な何が降ってきても、5人いれば全部解決できるので。

すごいですね!

荘司

ノリいいっすね(笑)

佐藤

そうそう。ノリがいい(笑)

荘司

やっちゃう!

江本

とりあえず無理難題来ていいよ。どうにかするよ。というスタンスですね。

山下

よくわかんないけど、とにかくやってみるか!っていうのが常なんです。

#02 求める人物像から見出す社内教育

みなさんの求める人物像はどんなイメージですか?

荘司

俺は「ノリが良い人」がいい。

荘司

全員ノリの良いチームが乗り切ったときの勢いはすごいと思うよ。

江本

そうだね。でも乗らないときも怖い。

荘司

乗らない時はないでしょ。俺はもう「ノリの良い人」が勝つと思っているから、やったもん勝ち、動いた者勝ちみたいなね。これ勝手な話になっちゃうけど、暗い人と働きたくない。

でも荘司さんは暗かったんですよね?

荘司

そうなんすよ。

江本

荘司さんが?

荘司

俺めっちゃ暗かったんです。

暗くても中田造園は荘司さんみたいに明るくなってしまう場なんじゃ無いですかね(笑)

江本

じゃあ、暗くても大丈夫ですね(笑)
私は「考えて動ける人」が欲しい。年齢は問わないです。まず指示を待ってもいいです。ただ、考える事を止めないで欲しいです。

山下

学校を卒業した後って、答えがひとつじゃない事ばかりじゃないですか。変な話「1足す1」が「3」になってしまう事がありうるのが社会だと思うんですよ。だから決め付けちゃう人はちょっとやりにくいなと思いますね。

柔軟性が欲しいって事ですね?

山下

そうです。雨で中止になったらどうするか?人を増やして終わらしちゃうのか?、延期して後にするのか?という事を、利益を汲んで決めてはいるんですけど、そういう相談を自らしに来てくれたら、こっちとしても動かしやすいし、相談にも乗ってあげられる。だから答えが1個と決めつけずに、いろんな考え方を出してくれる人がいいなと思います。

佐藤

仕事好きな人がいいんじゃないすか。うちの会社って(笑)
仕事に前向きな人って事ですね。

荘司

あとお金が欲しい人。欲深い人と働きたい。

山下

利益を出せる。利益を考えるというためには、必要なことですね。

荘司

利益もそうだし、向上心もそうだし。

みなさんは管理職だから数字の事を気にされると思いますが、職人さんたちはそうではないですよね?

山下

うん、どっちかっていうと綺麗さだったり、仕事を納める事に重きを置いてるから、なかなか難しいところがありますね。

そんなにこだわらなくていいよみたいな。

山下

そうそう、例えば1000円の仕事だけど、1万5000円の価値が出てしまう事が結構あるんです。その価値に合わせるのが難しくて、ニュアンスを伝えると、うちの職人さんたちはうまくやってくれるから良いんですけど、おそらく他社だと、5000円であっても1万円であっても1000円であっても、同じ仕事をすると思います。
なので、60点を狙う。100点を取らなくても、お金はもらえるんですよ。

江本

多分そうだと思う。

山下

うん。60点ギリギリが理想ですね。だからうちは利益を出せるんだと思います。でも手を抜いているわけではないんですよ。要はこの塩梅でいけばお客様が納得するし喜ぶところを見出すんです。

職人さん的には真逆の事をしようとする。120%やりたいんじゃないですか?

荘司

技術がないとできない事なんですよ。
つまり、100の技術がないと60ではできないんです。

山下

技術がないと手を抜けないという事は、 技術があると効率良く力の抜きどころを見つけられる事。

荘司

その教育が難しいっていう話ですね。

山下

だから最初から60で攻めようとすると、60が100だと思っちゃうから、それは良くないですよね。最初に100を見せて、「60でいいんだよ」っていうのが本当に理想ですけれど、今はなかなかうまくできてないのは事実ですね。

江本

各課でも稼ぎ方が違うんですよね。

山下

うちの造園技術課は単価が安いんですよ。

江本

1日にどれだけ数をこなすかが直接利益に繋がるんで、そうなると、全部100を目指してやると1日に1個しかできないし、利益にも繋がらないし、職人さんももたない。その中で最低限を決めれば、次に進んでどんどん利益を上げられる。出来としては60って言ってますけど、全然もっと上のレベルで出来上がってると思います。目標としては他社さんが3日かかる案件を、1日で終わらそうとしています。

顧客からは、そういう仕事をどう見られているんですか?

山下

結構いいとおもいますよ。「来年も入札を取って欲しい」と言われる事も結構ありますしね。

60でやってる仕事のクオリティが実は高い。

江本

高いって事ですよね。

山下

お客さんが喜ぶ事はなるべくしようとしてるんです。例えば「芝生に雑草が生えちゃってるんだけど」という一言があったら、「芝だけ生き残る除草剤を使ってみますか?」という提案をします。そうすると来年もやって欲しいという声が挙がるし、要望に対して面倒見てくれた事を後から感謝されたり。

つまり60の力でやるっていう事は効率を上げて、余分な仕事ができる隙間を作り、営業をして、さらに利益を上げる仕組みなんですね。

江本

そういう事です。お客さんとしては「ばっちりですね!早いね!」という状態なんです。

山下

だから、中田造園さんに来年もやって欲しいという声を掛けていただいてますね。

結果的に、お客さんが求めている以上の事ができてしまい。さらに +αのお金も入ってくると。すごいですね。

山下

うちは他の業者さんがやらないような仕事も、積極的に取っちゃいますもんね。他社さんが嫌がるような仕事。それも大きいのかな…。屋上緑化をうちではやった事がなかったんですが、豊洲でやってみたんです。他社さんは利益に繋がらないからと断っていく。

江本

でも、うまくいっちゃったんですよね。利益がちゃんと出た。他が嫌がるような仕事に手をつける。そういう意味でも考えを止めないですね。いろいろ工夫してやってみます。

佐藤

確か10社のうち8社が辞退したんですよね。

山下

そう。他社さんは中田造園が苦労して終わらせたんだろうな…というイメージでいますね。

経験値がたまって、他にもっとできることが増え、仕事の幅が広がる。

山下

得意な分野は、得意な分野でやっていけますし、それが、一番利益につながる。でもたまにこれどうだろう?っていう仕事が来ると、どうにかする。諦めないですね。

荘司

うちは何でもできるんです。

江本

そうだね。

江本

外回りが大体できて、橋りょうの専門家がいるし、植栽も、構造物もできて、舗装もできて、護岸工事もできて、できない事が少ないとは思うんですよね。

荘司

あと俺は誰とでも仲良くできるし、苦情が入っても最後はすごく仲良くなってます。

山下

最初に怒られる時は「何笑ってんだよ」って怒られるんでしょ(笑)

江本

公共工事とかでも、この間やった案件が3000万ぐらいですかね。検査が終わって役所の方から言われたんですけど、「もう中田造園さんは3000万以下の仕事は受けちゃ駄目だよ、こんな規模でやる会社じゃないよ」って(笑)、現場検査の時にはいつも言われますね。書類しかり、現場の案内しかり、役所への対応しかり、創意工夫しかり、諸々合わせて総合的に良い評価を得ていると思います。

#03 客観的にみた中田造園の評価

その創意工夫の具体的な事例が知りたいです。

江本

例えば、学校の近くで工事をやっていた際は、毎朝、黄色い旗を持って登校時の案内をお手伝いしました。他にも、舗装の下地の接着剤みたいなのがあるんですけど、それを少し良いものに変更しました。役所からお金をもらったら創意工夫にはならない。自主的にやって安全や品質を上げて、いいなと思われるものをやったら書類として提出して認められる。

すごいですね。もっとください。

江本

もっと?もっと・・・何話そうかな?私がやってたのは、また学校の近くなんですけど。
小学生用に、現場の全体がわかる案内図を作ったんですよ。大人でも見やすく、ふりがなを振って小学生でも読めるようにして、なんかちょっとポップな感じで看板を作りました。

荘司

小学生への説明会もやりました。社会見学しに来たので。

ユニークですね!中田造園が手掛ける現場の全ての看板をそうすればいいじゃないですか!

江本

そうですね、創意工夫することで全現場で高得点を狙ってるので、ちょっとずつ出していこうと思います(笑)

山下

私の場合だと、地域の方の意見を役所に提案した事もあります。渋谷区なんですけど、隣が世田谷区だったんで世田谷区が姉妹都市やってる静岡の、河津桜を植えてほしいと言われて実現しましたね。

工事してる最中に、声を掛けられるんですか?

山下

商店街の人に説明をしに行って、その後に来たんです。「ちょっと渋谷に聞いてみますよ」と、提案してみたら「いいですね」って言われて、実はそれがお金になっちゃったんですが、桜の見積もりを出しました(笑)

中田造園は、確かな技術がある上に、顧客のために創意工夫している事がよくわかりました。今日はありがとうございました。