
中田造園で選んだ
育児もキャリアも
諦めない働き方
長嶋 愛鈴 ながしま あいりん
32歳
長嶋さんはまだ入って数ヶ月ということで、まったく別の業界からの転職ということですが……中田造園に入社したきっかけは?
出会いで言ったらちょうど1年ぐらい前とかそれくらいですね。私は子どもが二人いて、下の子が生まれたので別の会社で育休中でした。そろそろ保育園に入れて働こうかなというタイミングで、転職を考えて求人サイトを見て。車で通えるなるべく近場の範囲で、人事の職種で探していた時に、ちょうど中田造園が募集を出していたんです。
前の職場でも、人事をご担当されていたんですか?
はい、業界は全く違うんですけど、人事でした。
それでちょうど一年前くらいに人事の今の上司である佐藤と面接をして、内定をいただいたものの、保育園が決まらなくて……。それで、今は自宅でリモートという形でお仕事をさせてもらっています。
まったく別業界からの転職ということですが、何が決め手だったんでしょう?
とにかく近場・人事、という条件で探していたんですが、人事として一緒に働く代表については、「ちゃんと決断力がある」など求める条件があって。一次面接の時に、中田社長と話して、即決できるような方だし、人柄とかもすごくいいなと思って。もうその場で決めようと。そこからすぐ内定が決まったんですが、そこから働き始めて、今でも「ここに決めてよかったな」と思ってます。
じゃあ、最初は会社に出社する前提で、リモートワークで探してたわけじゃなかった?
そうですね、リモートでできる雇用だったらいいなとは思ってたんですけど、そもそもそういう条件の求人がないので……。結局、今はリモートでやらせてもらってはいるんですけど、保育園が決まったら私も会社に通う予定です。
造園という業種はご存じでしたか?
まったく知らなくて。でも求人の会社説明を見て、何となく木を扱っているということや、川口にあるグリーンセンターにはよく遊びに行ったので、そういう手入れをしてるようなところかな……というぐらいの想像でしかなくて。面接の時に、初めて外構があるとかっていうのも聞いて。その直後に私の主人も転職したばかりなんですけど、たまたま取引先で。そこからもいろいろ教えてもらいました。
では、雇用条件とあとは社長の人柄が決め手だったんですね?
そうですね、私が大事にしてるのは業界という要素よりは、自分がまずどういう仕事ができるか。そこの会社の代表はどんな人か。私は元々人事ではなかったんですが、人事をやるようになって、社長とうまくいかなくて辞めた経験もあるので、社長はすごい大事な要素なんです。

人事の前には何をされていたんですか?
ここ数年は人事をやってるんですが、その前は営業とかですね。学生の頃から営業をやってて。大学でもそれで心理学を学んでいて。最初選んだきっかけは、完全に営業でお金を稼ぎたいみたいなのだったんですが(笑)
その時に、200〜300人いるスタッフのリーダーをやらせてもらった経験があって。人材のマネジメントとか、人をどう動かすかということの方に携わっていたら、人事系のお仕事の方が合うなっていうのに気づいて。人事の方に入りたいなと思い、まずはその手前のステップアップみたいな感じで人材紹介業界に転職しました。そこで3年ほど経験してから、その時は大学を中退していたので通信制大学に通ってそこをちょうど卒業したタイミングで、また別の会社に人事として転職して。……そこから人事歴が始まったっていう感じです。
なるほど。念願の人事として働かれてみて、どうでしたか?
採用業務が最初メインだったんですけど、人事として働いてみて、最初採用だけで満足して楽しいなみたいな感じだったものの、その後の定着率とかにもフォーカスしなきゃいけないっていうのが見えてきて。そこから、じゃあどうやって採用した人に長く働いてもらうかみたいなところにフォーカスしていったら、まず企業としてブランディングしなきゃいけないとか、働く環境を整えなきゃいけないとか……っていうことが色々見えてきて。人事ってこういうのが全部できるんだって、また楽しみを見つけて。
以前の職場で人事がちゃんと機能してないと、それこそみんな辞めちゃうような状況だったので、いろいろ制度をつくったり整えたりしている内に、ちょっとずつ離職が減って……っていうのがもうそれも自分でちょっと楽しくなっちゃって。それで、今は人事にどっぷりみたいな状況ですね(笑)
それで今は、お子さん二人の面倒をみながら、リモートワークをしている?
でも、本当にリモートも全然毎日何時間と決めてやってるわけじゃなくて。強制とかはないので、もう本当に自分ができるというタイミングで、やれる時に少しずつみたいな感じなので。それこそすごく融通を利かせてもらってます。
普段、どんな感じで1日の間にお仕事されているんですか?
本当に、毎日子どもたちの機嫌がコロコロ変わるので……成長に合わせてもやっぱり変わってくるんで。最初始めた頃はまだちっちゃかったので、バウンサーっていう子どもをずっと寝かせられる、ゆらゆらできるのがあるんですが、それに下の子はずっと乗せていたので、何もせず放置みたいな。それで上の子にちょっとおもちゃで遊んでもらうなり、テレビ見てもらうなりしてるタイミングで仕事をやって。でも、それが二人とも大きくなってきて、上の子はかまってちゃんになって、下の子もだんだん歩きはじめてすごく動くようになったので、今、目が離せないタイミングで。ちょっとあんまり離れられないので、今は二人が昼寝した時間とかにがっつり仕事をやります。
午前中はもう1番かまってちゃんがうるさいので、お昼食べてちょっとうとうとしてるぐらいの、1〜2時ぐらいから夕方4〜5時ぐらいまでは、大体仕事やってる時間が多いですね。
本当はフルタイムで働きたい?
働きたいですね。本音を言えば残業してバリバリ働きたい。やりたいことはいっぱいあるんです。けど、やっぱりどうしても残業はできないんで。いかに今持ってる時間でやれるかっていうところをちょっと挑戦したいなと思ってて。
残業してまで働きたいぐらい、達成したいものというか叶えたいものって何なんでしょう?
何だろう?……というよりは、今まだ中田造園として整ってないものが多すぎて。これからのビジョン的に、2030年までに社員を55人まで増やしたいというのがあるので(※注:取材時点で20名弱)。そのくらいの規模になったら、いろいろ制度も整えなきゃいけないし。それこそ、いろんな資格取って、細かく言ったら、安全衛生委員会作ったりとか、ストレスチェックの準備を始めたりとか、そういう必要なものがいろいろあったりするので。どのタイミングで人を採用して、どの制度をいつ作って……っていうのも、これからどんどんやってかなきゃいけない。多分スピード感的にもうバンバンやっていかないと間に合わないぐらいだと思ってるので。物理的な時間としてももう足りないかなと。採用って、今本当にどこも厳しい状況なので。
人事として今、具体的にはどんな仕事内容をしていくところですか?
直近で、女性が2名入社予定なんですけど。一人は造園業のご経験者の方で、もう一人は事務なんですが、事務としては初めてのポジションなんです。施工管理とかをやってる管理課の書類をまとめて作成してくれる事務っていうような。今、現場の人も書類仕事を結構やってる状況で。総務の人でも現場のこともちょいちょいやってるみたいで、なんでも屋さんみたいな。だから、業務をちゃんと線引きをしながら、業務分担しながらっていう最中。なので、これからそこを整えていくところですね。

人事の立場から見て、中田造園の魅力ってどこにあると思いますか?
リモート勤務なので、社員の方にしょっちゅう会ってるわけじゃないんですけれど、結構みんないい人、明るくて優しい方が多いなっていう印象ですね。私がほんとにまだ内定をもらってすぐぐらいの時に、社内をちょっと紹介してもらった時も、すごい気さくに優しく冗談を言いながら迎えてくれたりとか。あと、オフィス自体がスリッパ履きなんですけど、わざわざ「これ履きなよ」って言って持ってきてくれたり、すごい優しくしてくれたり……そういうのを誰にでもできる人たちがいて、それは、みんなすごいなって思ってます。以前在籍していたITの会社とかだとみんなができないようなことを、中田造園はちゃんと関係ない、知らない人に対して、そういう迎え入れるようにするというのを感じたので、すごいあったかい人たちだな、という印象で。そういうところはどの人から見てもあったかい会社だなと思ってもらえるだろうし、仲がいいって思ってくれるかなって思います。……正直、業界的に若干なんか偏見があったのかもしれないんですけど(笑)
「造園業」って聞いたらガテン系の人多いんじゃないか、とか。ぶっきらぼうなおじ様とかが多いんじゃないかとか。
求人見た時も正直見えなかった部分だったので、もう面接で確かめようぐらいないスタンスで。元々私がそういうスタンスなので、とりあえず行って、確かめる。それで面接に行ったら、総務の佐藤さんも結構砕けた感じで、何も飾らず普通に話してくれて。信用できるし、みんなこういう感じなんだなっていうのもあったし。
あとは、内定が決まった後の話なんですけど。それこそ業界的に言葉遣いが悪いとか、怖い人が多いかも、営業とかに対してすごい上からめっちゃ言ってくる、みたいな先入観もあったんですが。でも、中田造園にはそういう人が全くいないので、ちょっと払拭できて。中田社長がいるから、社員みんなこういう人柄の人が集まってるんだろうなと。
長嶋さんから見て、そんな中田社長ってどんな人ですか?
社長ってこういう人なんだなっていうのが、今だいぶわかってきたところなんですが。代表って、ありがとうとごめんねが言えない人が結構多いなと思うんですが、でも中田社長って自分が間違えてるなって思ってた時とかは素直に「ごめんね」って言ってくれるし、去年本当にたまたまのタイミングで採用がトントンと決まったんですけど、「長嶋さんのおかげだよ、ありがとう」ってすごい言ってもらえて。なんでこんなにありがとうって言われるんだろう、みたいな(笑)。本当にそういうのが素直にできる方。そこがなんか、どんなにちょっとたまに「おや?」って思うところがあっても(笑)、全然ついていけるなって思えます。